高齢者の身体機能の変化
- 視覚機能の低下
高齢者運転事故には、情報の見落としによるものが多く、その原因として、静止視力の低下もあり、加えて、動体視力、夜間視力、明るさの差、視野の広さなどに関係する視覚機能が低下していることが窺える。
- 動作の速さや正確さの低下
高齢者は比較的単純な作業を行う場合には、若年者との差はほとんどないものの、複雑な作業を同時に行う場合には、認知、判断、操作の速さや正確さが低下する。
- 体力やバランス感覚の低下
体力は、脚力、背筋力、握力などの筋力と密接に関係している。体力や筋力は20歳以降から次第に低下し、60歳代では20歳代の約半分程度まで落ちるといわれている。
(図解 道路交通法 より)